生成AIやロボット技術が急速に進化するなか、左官は「最後まで機械に置き換わらない仕事」の筆頭として世界的な注目を集めています。気温、湿度、風通し、下地の吸水具合によって刻一刻と変化する材料の粘度を瞬時に見極め、手のひらの圧力で仕上げを調整する作業は、どれほどセンサー技術が進んでも自動化が困難だからです。
加えて、古民家再生や環境配慮型リノベーションの世界的ブーム、海外の高級ホテルやレストランでの和風左官仕上げの採用など、高単価な案件が右肩上がりで増加しています。ベテラン職人の引退に伴い絶対的な供給数が不足しているため、確かな腕を持つ左官職人は今後さらに引く手あまたの存在になることは確実です。