手足口病のプールは発疹中でも平気?医師が語る登園と感染の真相

手足口病のプールは発疹中でも平気?医師が語る登園と感染の真相

手足口病のプールは発疹中でも平気?医師が語る登園と感染の真相に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

都内の認可保育所に勤務する現役保育士は、毎年夏に繰り返される現場のジレンマを次のように打ち明けます。

「小児科の先生から『もうプールに入ってもいいよ』と口頭で言われたからと、発疹が全身びっしり残った状態で登園されると、現場としては非常に苦しい立場に立たされます。医師の診断は正しいのですが、他の保護者から『あの子と同じプールに入れるのは嫌だ』『どうして止めないのか』という電話が相次ぐからです。結局、水遊びの時間だけ別室で室内遊びを提案せざるを得ない日もあります」

ネット上の掲示板やSNS上でも、「医師から許可が出たのに園からプールを拒否されてモヤモヤする」という当事者親の声と、「明らかに水疱だらけの子がプールに入っていてゾッとした」という周囲の保護者の声が激しく衝突しています。制度や医学的エビデンスが保護者全体に周知されていないことが、相互不信の温床となっているのです。

家庭内感染における盲点として挙げられるのが大人の感染リスクです。子どもの手足口病が大流行した際、看病していた親が感染するケースは少なくありません。大人がエンテロウイルスに感染すると、子ども以上に重症化する傾向があります。

39度を超える急激な発熱、足の裏にできる強い痛みを伴う発疹により「激痛で歩くことすらままならない」、喉の奥の激痛で「唾液を飲み込むことすら激痛が走る」といった過酷な闘病記が数多く報告されています。回復後数週間から数か月を経て手足の爪が根元から剥がれ落ちる「爪脱落症」を経験する成人も珍しくありません。子どものプール再開を見極める以前に、看病にあたる保護者自身の徹底した手洗いとオムツ処理時のマスク・手袋着用が欠かせません。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。