フリーイラスト界の金字塔「いらすとや」の運営者であるみふねたかし氏の作品は、なぜこれほどまでに人々の心を捉えて離さないのか。同氏が描く柿のモチーフにも、独特の丸みと温かみのあるテクスチャが施されている。極限まで簡略化されつつも、一目で柿とわかる記号性の高さは、Webメディアや自治体の広報誌などあらゆる媒体で親しまれている。
みふねたかし氏のデザインアプローチは、見る者に警戒心を与えない絶妙な抜け感を生み出している。秋の味覚として描かれる柿に優しい表情を加えることで、難解なニュースや告知文でも親しみやすく変換させる効果を持つ。クリエイターたちがこぞってその手法を研究する理由は、ここにある。