この巨大な空間を創り上げているのが、中部圏を中心にエキゾチックアニマル文化の発展を牽引してきた「株式会社名東水園」だ。かつて一地方の熱帯魚専門店として産声を上げた同社は、独自の輸入ルート開拓と徹底した現場主義を武器に急成長を遂げた。いまや日本国内屈指の巨大メガストアとして君臨する本拠地は、彼らが培ってきた生体管理技術と情熱の結晶そのものだ。
売り場面積の広さもさることながら、特筆すべきは扱うジャンルの全方位性である。一般的なペットショップが犬猫を中心に据えるのに対し、ここは生命の多様性そのものを提示する。水流の波長から湿度コントロール、照明スペクトルに至るまで、生体ごとの自生地環境をフロア内に寸分違わず再現しようとする試みは、もはや商業施設の域を完全に超えている。