社会学において、家庭(第1の場)や職場(第2の場)から離れ、心地よい時間を過ごせる社交空間は「サードプレイス(第3の場)」と定義されます。急速なデジタル化と人間関係の希薄化が進む現代の都市生活において、JOIN USのようなプラットフォームが熱狂的な支持を集める背景には、現代人が抱える特有の「都市型孤独」があります。誰かと繋がりたいが、重い関係性は背負いたくない。このアンビバレントな心理に、毎朝5時で関係がリセットされる仕組みが見事に合致したと言えます。
心理的観点から言えば、アルコールを介した突発的な対面コミュニケーションには、自己開示を促す効果がある一方で、境界線(心理的バウンダリー)が曖昧になりやすい大きなリスクを孕んでいます。見知らぬ他者と夜を共にする以上、自身の安全を守るリテラシーが欠かせません。
【向いている人・活用すべき層】
フットワークが軽く、見知らぬ人との雑談から新しい価値観や業界の知見を吸収したい社交的なタイプには極めて有益なツールです。特に、同性同士のグループで街に出ており、「もう1軒、異業種の人たちと乾杯して盛り上がりたい」といったオープンなシチュエーションでは、安全性を保ちながら最大限のシナジーを享受できます。
【おすすめできない人・慎重になるべき層】
真剣な恋人探しや結婚を視野に入れたパートナーシップを求めている人には、全く適していません。翌朝には連絡先が消滅する前提のプラットフォームであるため、長期的な信頼関係の構築には膨大な摩擦が伴います。また、お酒の場に流されやすく「NO」をはっきりと言えないタイプや、密室での合流を安易に許してしまう警戒心の薄い人は、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があるため、利用を避けるか徹底した自衛策を講じる必要があります。