「梅流し」によって促される現象は、いわゆる「宿便排出」と呼ばれる。医学的には消化管内に残った腸内容物や老廃物の排出を指すが、その即効性には専門家も注目する。
医師の南雲吉則氏らも、過剰な食生活を見直し、消化管を定期的に休ませることの価値を訴えてきた。断食によって休眠していた消化器系に、温かい大根の出汁と塩分、クエン酸が急激に入り込むことで、腸の反射的な収縮運動(排便反射)が強く誘発される。NHKの医療・健康特集などでも、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)のバランスを整えるアプローチとして「腸活」が度々クローズアップされているが、まさにその即時的アプローチと言えるだろう。