最後に、この巨大な山岳に自らの力で挑もうとするチャレンジャーのために、歴戦のフードファイターたちが実践する完食の戦略を伝授したい。巨大パフェとの戦いは、胃袋の容量以前に「冷気」と「味覚疲労」との戦いである。
最大の敵は、大量のアイスクリームによって胃腸の温度が急激に低下し、内臓の蠕動運動が停止してしまう現象だ。これを防ぐためには、注文時に必ず温かいブラックコーヒーかストレートティーをセットで確保しておくことが鉄則となる。スプーンのひと口ごとに温冷を交互に口に含むことで、知覚過敏を防ぎ、深部体温の低下を食い止めることができる。
第二の壁は、中盤以降に襲いかかる濃厚な糖分の飽和攻撃だ。序盤は重たいホイップクリームやアイスの山をテンポよく削り取り、中盤のフルーツやスポンジに差し掛かった段階で酸味を利用して舌をリセットする。ペース配分を誤り、溶け出したアイスが底で甘い液体となって滞留すれば、もはやスプーンを進めることは不可能に近い。スピードと計算、そして温かい液体による温度のコントロール。これらを徹底して初めて、完食後の至高の達成感が手に入る。 (出典: でかい パフェ(Yahoo!ニュース))
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