指先のおしゃれを楽しむ上で、決して無視できないのが爪が皮膚から浮いて剥がれてしまう爪甲剥離症のリスクだ。このトラブルの大きな原因として指摘されるのが、従来の製品に多く使われてきた溶剤アセトンである。アセトンはラメや濃密なポリッシュを一瞬で溶かす圧倒的な脱脂力を持つが、同時に爪のバリア機能を破壊し、極度の乾燥を引き起こす危険性をはらんでいる。日本化粧品工業会が公開している成分情報でも、皮膚や爪への強すぎる刺激に対する注意喚起がなされてきた。
そこで現在主流となりつつあるのが、爪への負担を大幅に軽減する酢酸エチルを配合したノンアセトン(アセトンフリー)処方だ。油脂を奪う力が穏やかなため、爪の水分量を保ちながら優しくカラーをオフできる。落とすスピードや強さはアセトンに一歩譲るものの、自爪の健康を守りながら長くネイルを楽しみたい人にとっては、間違いなく第一選択となるだろう。