鼻すすりに関しては、インターネット上に誤った認識や根拠のない民間療法が散見されます。代表的な誤解を解き、正しい医学的事実を確認しておきましょう。
誤解1:「鼻水は強く思い切りかめば出し切れる」
これは大きな間違いです。両方の鼻の穴を押さえて力任せに鼻をかむと、鼻腔内に猛烈な圧力がかかり、細菌やウイルスを含んだ鼻汁が耳管を通じて中耳へ押し込まれて急性中耳炎を引き起こします。また、毛細血管が破れて鼻血の原因にもなります。
誤解2:「市販の点鼻薬を使い続ければ鼻すすりは自然に治る」
ドラッグストア等で手に入る市販の血管収縮薬配合点鼻スプレーは、一時的に鼻づまりを劇的に改善しますが、1〜2週間以上連用するとリバウンド現象で粘膜がさらに肥厚する「薬剤性鼻炎」を引き起こします。結果として鼻閉が悪化し、鼻すすりから抜け出せなくなるリスクがあります。