私たちが法律用語に慣れ親しむ背景には、数々の人気エンターテインメント作品の存在がある。木村拓哉が型破りな検事を演じた名作ドラマ『HERO』や、世界的な人気を誇る法廷バトルゲーム『逆転裁判』など、数々の法廷ドラマやゲームは裁判の緊迫感をリアルに伝えてきた。
作品内では劇的な演出とともに検察官や被告人の緻密な攻防が描かれ、視聴者に強い印象を植え付けている。かつてはニュース記事での文字数の制限や分かりやすさを優先し、刑事事件でも「被告」と省略して報道されるケースが主流だった。しかし近年のフィクション作品における正確な法律考証や、視聴者のリテラシー向上に伴い、メディアの表現方法にも確かな変化が見られるようになっている。