近年、この博物館が若者や外国人観光客を引き寄せる大きなきっかけとなったのが、ポップカルチャーとの親和性だ。岩明均氏による不朽の名作漫画『寄生獣』や、それをベースに展開されたNetflixのオリジナルドラマシリーズなどの世界的大ヒットにより、「寄生生物」という存在自体への関心が世界的に再燃している。
フィクション作品で描かれる恐怖と神秘の世界観を入口としながら、現実の自然界に存在する寄生虫たちの精緻な生存戦略に触れることで、作品ファンがリアルな科学の面白さに目覚めるケースが急増。エンターテインメントと学術探求が交差する独自のムーブメントが生まれている。