かつて宝くじといえば、駅前のチャンスセンターに長蛇の列を作り、紙のくじ券を神棚に祀るのが定番だった。しかし現在、高額当せんの主戦場は完全にスマートフォンへと移行している。
自動購入機能やキャッシュレス決済の普及により、購入のハードルは劇的に下がった。その反面、購入した実感がないまま突然「数億円の当せん者」になってしまうという心理的ギャップも生まれている。
紙のチケットを手で触るプロセスがない分、アプリのプッシュ通知一つで人生が一変する恐怖。利便性の裏にあるデジタル時代の新しいストレスに、当せん者たちはどう向き合うべきなのかという課題も浮き彫りになっている。