このシビアな題材に真っ向から光を当て、大きな反響を呼んだのがTBSテレビで放送されたドラマ作品だ。モノの価値を大切にする「清貧女子」と、無計画にお金を使い込む「浪費男子」という対極の二人が織りなす物語は、単なるラブコメディの枠組みを鮮やかに飛び越えていた。
作中では、価値観の相違から生じる葛藤をテンポ良く描き出しつつ、散財や極端な節約の背景にある登場人物のトラウマや孤独感に丁寧にアプローチしている。コミカルな掛け合いの奥底に人間への温かい眼差しが通い合うヒューマンドラマとして、多くの視聴者の心を掴んだ。