ピルの飲み始めに起こる生理痛の悪化は、体が急激なホルモン変化に反応して起こる一過性の副作用であるケースが多々あります。とくに開始1〜2ヶ月目は、消退出血(休薬中や偽薬期間に起こる出血)に伴う下腹部痛や腰痛、胃のむかつきなどを訴える人が少なくありません。通常は3シート目(約3ヶ月)を終える頃には体が適応し、出血量も痛みも大幅に軽くなっていきます。
一方で、3ヶ月以上正しく服用を続けているにもかかわらず日常生活に支障が出るほどの激痛が続く場合は、以下のような病気のサインを疑う必要があります。
【子宮内膜症・子宮腺筋症のセルフチェック】
・ピルを飲んでいても市販の鎮痛剤が手放せない、または効きにくい
・生理中だけでなく、排卵期や性交時、排便時にも骨盤の奥がズキズキ痛む
・下腹部全体が引っ張られるような強い差し込み痛や腰の重だるさがある
・以前と比べて生理痛の強さが増している
とくに子宮腺筋症は子宮の筋肉層そのものが厚く硬くなる病気であり、ピルを服用しても子宮収縮の痛みが強く残りやすい特徴があります。該当する項目が多い場合は、自己判断で我慢せず超音波検査やMRIなどの精密検査を受けましょう。