ゲーム版のクールでミステリアスな美少女像とは一転、テレビ東京系列で放送されたアニメ『ポケットモンスター』でのナツメは、視聴者の子どもたちに強烈なトラウマを植え付けた。アニメ版の彼女は、超能力への没頭によって心を二つに分裂させており、冷酷なジムリーダーとしての心と、寂しがり屋の少女の心が別々に存在するという衝撃的な設定が与えられていた。
チャレンジャーが敗北すると、怪しい超能力で人間をミニチュアサイズに縮め、巨大なドールハウスに閉じ込めて人形遊びの道具にするというサイコホラー的な展開は、アニメ初期の名エピソードとして今も語り草だ。最終的にサトシが連れてきたゴーストのギャグによってナツメが笑顔を取り戻し、事件は解決するが、この異色の裏話とシナリオの出来栄えは当時のアニメ界でも大きな話題を呼んだ。