インターネット上の華やかなWebサイトやSNSのフォロワー数だけで、そのキャッテリーの質を判断するのは危険です。生命倫理に基づいた健全なブリーディングを行っている専門家を見抜くには、明確な判断軸が必要です。
第1に確認すべきは、世界的な猫血統登録機関(CFAやTICA)への所属と公認血統書の発行です。国際基準のスタンダードを理解し、キャットショーへ定期的に出陳して客観的な評価を受けているブリーダーは、品種の保存と質の向上に対して高いプロ意識を持っています。
第2の基準は、親猫に対する遺伝子検査の実施と情報開示です。ノルウェージャンフォレストキャットで特に懸念される「肥大型心筋症(HCM)」や「糖原病IV型(GSD IV)」、「多発性嚢胞腎(PKD)」について、繁殖に関わるすべての親猫にDNA検査や定期的な心エコー検査を実施しているキャッテリーを選ばなければなりません。
第3に、母猫の出産頻度と引退猫への配慮が挙げられます。年に何回も連続で出産させたり、多頭飼育崩壊寸前の過密なケージ飼育を行っていたりする業者は論外です。母猫の健康を第一に考え、適切な休養期間を設けているかが問われます。
第4は、飼養環境の透明性と対面説明の質です。見学を頑なに拒否したり、駅前や駐車場など敷地外での引き渡しを提案してきたりする事業者は即座に候補から除外すべきです。そして第5に、引き渡し後のアフターフォロー体制が整っており、万が一の先天性疾患に対する生体保証規定が購入者側に不利な内容になっていないかを契約書面で確認することが不可欠です。