Q1:CT検査で肺に白い影が見つかりましたが、自覚症状が全くありません。それでも肺がんの可能性はありますか?
A1:可能性はゼロではありませんが、自覚症状がないこと自体は早期病変の典型的な特徴です。早期の肺がんは神経のない肺の奥深くに発生するため、咳や痛みなどの症状が出ません。同時に、自覚症状がない影の多くは過去の風邪や肺炎の痕跡(陳旧性病変)であるため、過度に恐れず呼吸器内科で正確な画像精査を受けることが推奨されます。
Q2:「3ヶ月〜半年後の再検査(経過観察)」と言われましたが、放置してがんが進行しませんか?
A2:放置ではなく、医学的に計算された診断プロセスの一環です。一過性の炎症であれば数ヶ月で自然消失しますし、早期の肺がんであっても数ヶ月で急激に手遅れになることは通常ありません。病変の大きさが変化するかどうか(倍加時間)を確認することは、無用な組織採取や手術を避けるための最も確実な見極め法です。
Q3:気管支鏡検査や組織生検は必ず行われますか?痛みや費用はどの程度ですか?
A3:影の大きさや位置によって異なり、全員に行うわけではありません。5mm未満の結節や、器具が届きにくい肺の末梢にある微小病変では行わず、CTの定期追跡が優先されます。検査が必要となった場合、局所麻酔や鎮静剤を用いて苦痛を軽減して行われ、1〜2泊の検査入院を含めた3割負担額の目安は約2万〜6万円程度となります。
Q4:過去にかかった肺炎や結核の痕が、何年も経ってからCTで見つかることはありますか?
A4:非常によくあります。特に子どもの頃や数年前にかかったマイコプラズマ肺炎、無自覚のうちに治癒した結核性病変などは、生涯にわたって石灰化や線維化の痕跡(陳旧性変化)として白く写り続けます。過去のCT画像と比較できれば、その場で良性と確定診断されるケースも多々あります。