Q1:10年以上放置した壁紙の黄ばみは、重曹やセスキで完全に落ちますか?
A1:タバコのヤニや油煙による黄ばみであれば大幅に薄くなりますが、紫外線によるビニール樹脂自体の劣化(可塑剤の変色)は化学的に元の白さに戻すことができません。洗浄しても黄色みが残る場合は、クロス専用の染色剤(クロスクリア等)を塗布するか、張り替えのタイミングとなります。
Q2:壁紙掃除にクエン酸は使えますか?
A2:一般的な手垢、油汚れ、ヤニには効果が薄いですが、洗面所やトイレの壁に付着した「尿ハネ」「水垢」「アンモニア臭」などのアルカリ性の汚れに対しては劇的な効果を発揮します。汚れの性質に応じて、リビングは重曹(アルカリ性)、トイレ回りはクエン酸(酸性)と使い分けるのが正解です。
Q3:賃貸退去時、壁紙の黒ずみはどこまで自分で掃除しておくべきですか?
A3:スイッチ周りの手垢汚れや、キッチン周辺の軽度な油ハネは、入居者の「通常の清掃義務(善管注意義務)」に含まれるため、セスキ水などで拭き取っておくことを強く推奨します。一方で、冷蔵庫裏の自然な電気ヤケや家具の跡などは貸主負担となるため、無理にこすって壁紙を傷つける必要はありません。
Q4:紙クロスや織物(布)クロスでも同じ方法で掃除できますか?
A4:絶対に避けてください。今回ご紹介した重曹水やセスキ水による水拭きメソッドは「塩化ビニール樹脂系壁紙(ビニールクロス)」専用です。紙クロス、布クロス、珪藻土壁などは水分を吸い込んで激しいシミや毛羽立ちを起こすため、固く絞った布での押し拭きや、専用の消しゴムクリーナーを使用してください。