PEラインリーダー結び方初心者が最初に直面する大きな壁が、キャスト時やフッキング時の「すっぽ抜け」です。特にエサ釣りやナイロンライン同士の結束で多用される電車結びをPEラインにそのまま流用すると、悲惨な結果を招きます。
PEラインは極細のポリエチレン原糸を複数本編み込んだ構造になっており、表面が非常に滑らかで摩擦がほとんど発生しません。電車結びのように「結び目同士のコブをぶつけて止める」構造では、強い負荷がかかった瞬間に滑りが発生し、リーダーのコブをすり抜けてしまいます。
もし緊急時に電車結びを用いざるを得ない場合の電車結びすっぽ抜け対策としては、以下の工程が必須となります。
- PEライン側の回数を増やす:リーダー側が4〜5回巻きに対し、PE側は8〜10回以上巻き込んで摩擦面積を増やす。
- リーダー先端の焼きコブ作成:ライターの火でリーダーの端を炙り、球状のコブを作って物理的なストッパーにする。
- 唾液や水での完全な湿潤:締め込み時の摩擦熱でPEラインが劣化(熱収縮破断)するのを防ぐため、必ず水分を含ませてからゆっくり締め込む。
ただし、これらの対策を施しても電車結びの強度は摩擦系ノットに遠く及びません。良型シーバスや青物を狙う上では、早い段階で摩擦系ノットへ移行することが釣果への最短ルートです。