インターネット上の掲示板やレビューでは、馬賊に関して賞賛だけでなく、いくつかの疑問や否定的な書き込みが散見されることも事実です。現場での実態調査をもとに、ネットに渦巻く噂の真偽を検証します。
【噂1】「麺の太さがバラバラで均一でないのは、技術のブレではないか?」
これは完全な誤解と言えます。機械製麺に慣れ親しんだ層からは太さのムラが雑に見えることがありますが、手繰り麺(ラーミエン)における太さの強弱は、意図して生み出されている伝統技法です。太い部分は中心部に適度な芯を残し、薄い部分はピロピロとした繊細な舌触りを生み出す。1本の麺の中に異なるグラデーションが存在することこそが、馬賊が誇る手打ち麺の最大のアイデンティティです。
【噂2】「日暮里店の行列は異常に長く、回転が悪いのではないか?」
日暮里店に行列ができる最大の理由は、駅前ロータリー沿いという抜群の立地と、麺をその都度手打ちする物理的な工程時間にあります。茹で釜の容量と麺打ちのサイクルが決まっているため、ファストフードのような超高速提供は構造上不可能です。しかし、客層の多くが食事を終えると長居せず席を立つため、列の長さの割には回転はスムーズであり、20人程度の並びであれば30分前後で着席できるケースが大半です。
知っておくべき盲点として、日暮里店・浅草店ともにピークタイムの店内は非常に活気があり、スタッフのオペレーションも極めてスピーディーです。ゆっくりと静かに会話を楽しむ環境を求める人や、相席が苦手な人にとっては、昼時の喧騒が少々慌ただしく感じられる可能性があります。混雑時のスピード感を受け入れられるかどうかが、快適な食事体験を分ける分岐点となります。