ほくろ除去レーザーペンで消える?傷跡の真相と皮膚科医の重大警告

ほくろ除去レーザーペンで消える?傷跡の真相と皮膚科医の重大警告

ほくろ除去レーザーペンで消える?傷跡の真相と皮膚科医の重大警告とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

Q1:Amazonや通販で売られているペンは本当に医療用と同じ「レーザー」なのですか?
A1:いいえ、医療用のレーザーとは全く異なります。販売名に「レーザー」と記載されていても、実態は先端の電極から微小なアーク放電を起こして熱で皮膚を焼き焦がす「電気メス」の一種です。特定の波長で黒い色素のみを標的にする医療用レーザーとは異なり、周囲の正常な細胞まで無差別に熱破壊するため、火傷や傷跡のリスクが格段に高くなります。

Q2:痛みに耐えられないので、ネットで購入した麻酔クリームを使えば安全ですか?
A2:極めて危険ですので絶対におやめください。個人輸入等で流通している海外製麻酔クリームは有効成分(リドカイン等)の濃度が高く、広範囲や深部に塗布すると血中濃度が急上昇し、中毒症(めまい、血圧低下、痙攣、呼吸困難など)を引き起こす恐れがあります。また、痛覚が麻痺することで皮膚を深く焼きすぎてしまい、取り返しのつかない陥没傷を作る主因にもなります。

Q3:すでにレーザーペンを使ってしまい、患部が赤く窪んだり色素沈着してしまいました。元に戻せますか?
A3:真皮層まで損傷して生じたクレーター(陥没)を、完全に元の平らな皮膚に戻すことは現在の先進美容医療でも極めて困難です。ただし、早期に皮膚科や美容皮膚科を受診することで、フラクショナルレーザー治療、ダーマペン、外用薬(ハイドロキノン・トレチノイン)などを組み合わせ、傷跡を目立たなくする治療法は存在します。悪化を防ぐため、患部を紫外線から徹底的に保護し、触らずに専門医の診察を受けてください。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。