妊娠中にプロテインはダメ?危険視される理由と胎児への影響・真実

妊娠中にプロテインはダメ?危険視される理由と胎児への影響・真実

妊娠中にプロテインはダメ?危険視される理由と胎児への影響・真実について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

Q1:妊娠初期と気づかずに、市販の筋トレ用プロテインを毎日飲んでいました。胎児に奇形などの影響は出ますか?
A1:直ちにパニックになる必要はありません。ビタミンA(レチノール)が1日あたり10,000IU(約3,000μgRAE)を超えるような極端な過剰摂取を長期間継続していない限り、数日〜数週間の飲用で直ちに先天異常が生じる確率は極めて低いです。ただし、気づいた時点で市販サプリメントの自己判断での連用は中止し、次回の妊婦健診で製品のパッケージを持参して主治医に共有してください。

Q2:妊娠高血圧症候群を予防するために、塩分を減らしてプロテインを積極的に飲むべきですか?
A2:自己判断でのプロテイン導入は避けてください。妊娠高血圧症候群の管理において、良質なタンパク質の摂取は重要ですが、それは肉、魚、卵、大豆製品などの通常の食事から微量ミネラルや脂質とともにバランスよく摂取されるべきものです。粉末サプリメントによる急激なタンパク質補給は、腎臓の濾過機能に予期せぬ負担をかけ、かえって病態の把握を難しくする恐れがあります。食事指導は必ず管理栄養士や主治医の指示に従ってください。

Q3:ドラッグストアで「植物性だから安心」と書かれたソイプロテインを勧められました。本当におすすめですか?
A3:妊娠中の積極的な常用はおすすめできません。「植物性=安全」というイメージがありますが、ソイプロテインには大豆イソフラボンが高濃度で凝縮されています。食品安全委員会は、通常の食品からの摂取に加えてサプリメント等からイソフラボンを日常的に上乗せ摂取することを妊婦に対して推奨していません。タンパク質を補う目的であれば、イソフラボンのホルモン様作用のリスクがない、無添加のホエイプロテインや食事からの納豆・豆腐(適量)が安全です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。