時計の針を少し巻き戻す必要があります。日本中を落胆させた「ジャスティン・ビーバーの来日中止の理由」は、突発的な気まぐれなどではなく、パフォーマーとしての生命を脅かす深刻な神経疾患でした。2026年11月に予定されていた「ジャスティス ワールドツアー」日本公演は、バンテリンドーム ナゴヤ、京セラドーム大阪、そして東京ドーム2daysという、合計4公演・15万人以上を動員する約6年ぶりのメガスケールとなるはずでした。
しかし、同年6月にジャスティン本人がInstagramに投稿した動画は、世界中に計り知れない衝撃を与えました。顔の右半分が完全に麻痺し、瞬きも微笑むこともできない状態を生々しく映し出し、自身がラムゼイ・ハント症候群を発症したことを告白したのです。この疾患は帯状疱疹ウイルスが顔面神経を侵すもので、激しい眩暈や聴覚障害、神経麻痺を伴います。「ファンのみんな、僕の体は休養を命じているんだ」と震える声で語った彼の姿は、極限の過労と過密日程が引き起こした悲痛な叫びそのものでした。
その後、一時的なステージ復帰を試みたものの、ブラジル公演後に極度の疲労と体調悪化に見舞われ、ツアーは無期限延期へ。そして2026年3月、公式にツアー全日程の完全キャンセルが発表されました。これに伴い、期待されていたジャスティスワールドツアーの振替公演は幻となり、チケットぴあやローチケ等の正規プレイガイドを通じて、ジャスティン・ビーバーのチケット払い戻しが全額に対して実施される運びとなったのです。