PL学園の歴史を語る上で欠かせないのが、高校野球の常識を根底から覆した黄金時代です。春3回、夏4回の甲子園通算7度の優勝を誇り、甲子園通算勝利数は96勝(春48勝、夏48勝)に達します。
特に1983年から1985年にかけての一時代を築いたのが、桑田真澄氏と清原和博氏による「KKコンビ」です。1年生夏から5季連続で甲子園に出場し、優勝2回、準優勝2回、ベスト4が1回。桑田氏が記録した甲子園通算15勝、清原氏が放った甲子園通算13本塁打は、現在も破られていない不滅の金字塔となっています。
その後も1987年には立浪和義主将、片岡篤史氏、野村弘樹氏、橋本清氏らを擁して史上4校目となる甲子園春夏連覇を達成。平成に入ってからも宮本慎也氏、サブロー(大三郎)氏、福留孝介氏、松井稼頭央氏、前田健太氏といったNPB・MLBのトップスターを輩出しました。輩出したプロ野球選手は総勢80名を超え、高校別プロ野球選手数で歴代屈指の金字塔を打ち立てています。
この強さを支えた歴代監督の存在も見逃せません。逆転のPLとして名を馳せた井元俊秀氏、そして1980年代から2000年代初頭にかけて数々の黄金期を率いた中村順司氏の手腕は、単なる根性論にとどまらない緻密なデータ分析と勝負勘に基づいたものでした。