車検におけるスピードメーター誤差の許容範囲は、車両の製造年月日によって明確に規定されています。現行の基準(2007年1月1日以降に製造された車両)では、時速40km走行時におけるメーター指示値に対して、実際の速度(実速)が以下の範囲内に収まらなければなりません。
基準式では「30.9km/h 〜 42.5km/h」の範囲が合格ラインと定められています。ここで注目すべきは、実際の速度がメーター表示よりも遅い側(メーターが40km/hを指しているのに実際は31km/hなど)には比較的広い許容がある一方、実速がメーター表示を上回る側(メーターが40km/hなのに実際は43km/hなど)にはわずか2.5km/hしか猶予がないという点です。
タイヤ外径が純正より大きくなると、タイヤが1回転するごとに進む距離が伸びるため、「メーター表示よりも実際の速度のほうが速い」という極めて危険な状態に陥ります。だからこそ、外径が大きくなる方向へのサイズアップにはシビアな管理が求められます。