ネット上の情報やSNSでは、「ビールをチェイサーにするのは都市伝説ではないか」「お酒をお酒で追うなんて危険すぎる」といった疑問の声が散見されます。しかし、歴史的背景を紐解くと、これは確固たる酒文化の一つです。
アメリカや北欧では、アルコール度数40度〜50度を超える強い蒸留酒をショットで一気にあおった後、口直しとして度数4〜5%程度のラガービールを流し込む習慣があります。アルコール度数の落差によって、ビールが相対的に「薄い炭酸水」のように感じられるという味覚の錯覚を利用した嗜好法です。
ただし、現代の健康管理という観点からは明確な注意が必要です。ビールはいくらアルコール度数が低くても、れっきとした酒類であり脱水作用を持ちます。ビールをチェイサーとして楽しむ場合であっても、体内への水分補給を目的とした「本物の水」を別途用意することが鉄則です。