Q1:インフルエンザワクチンを打っていれば、A型もB型も両方予防できますか?
A1:現在国内で流通している季節性インフルエンザワクチンは、A型2種類(H1N1・H3N2)とB型2種類(山形系統・ビクトリア系統)の計4種類を含んだ「4価ワクチン」です。そのため1回の接種でA型・B型の両方に対する抗体を産生できます。発症を100%防ぐものではありませんが、感染時の重症化や合併症を防ぐ有効率が確認されています。
Q2:下痢や吐き気がある場合、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎とどう見分けますか?
A2:症状の出現順序と全身症状が手がかりになります。ノロウイルス等の感染性胃腸炎は「激しい嘔吐や下痢」が主徴であり発熱は軽度なことが多いのに対し、インフルエンザB型は鼻水や喉の痛み、倦怠感といった呼吸器・全身症状を伴いながら腹痛や下痢が生じます。正確な判別には医療機関での抗原検査が必要です。
Q3:検査キットでA型とB型の両方に陽性反応が出ることはありますか?
A3:極めて稀ですが、実際にA型とB型の両ウイルスに同時に感染(重複感染)している場合、迅速検査キットのAライン・Bラインの両方が陽性を示すことがあります。その場合も抗インフルエンザ薬は両型に作用するため、医師の指示に従い処方薬を服用して療養します。
Q4:インフルエンザC型とは何ですか?大流行しないのはなぜですか?
A4:C型はA・B型と異なりウイルスの遺伝子構造がほぼ変異しません。大半の人が乳幼児期〜小児期(おおむね5歳前後まで)に一度感染して終生免疫に近い免疫を獲得するため、成人での大規模流行が起こりません。小児が感染しても鼻風邪程度の軽い症状で自然治癒することがほとんどです。