言葉の後ろにつく「〜ンゴ」という妙に癖になる語尾。この異彩を放つフレーズの始祖となった人物こそ、かつてNPBで活躍した外国人のプロ野球選手、ドミンゴ・グスマン投手だ。彼は横浜ベイスターズや中日ドラゴンズなどで力強いピッチングを見せ、ファンに親しまれていた。
事件が起きたのは2008年、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた開幕カードの開幕第2戦でのことだ。勝ちゲームの9回裏、抑えとしてマウンドに登ったドミンゴ投手だったが、突如として制球を乱し、連続被本塁打を浴びて劇的な逆転サヨナラ負けを喫してしまう。このあまりにもショッキングな救援失敗劇は、野球ファンに強烈なトラウマと記憶を残した。
当時、電子掲示板の「なんJ(なんでも実況J板)」では、絶望的な敗戦に衝撃を受けたユーザーたちが、投手の名前をもじって語尾に「〜ンゴ」とつけ始めた。「やらかした」「救援失敗した」という自虐的・絶望的な文脈を表す2ちゃんねる用語として、「〜ンゴ」は瞬く間に定着していったのだ。