お笑い芸人、プロボクサー、画家、そしてヨガマスター。片岡鶴太郎ほど、ひとつの人生の中でこれほど劇的な脱皮を繰り返してきた表現者がほかにいるだろうか。
80年代の全国民を爆笑させた伝説のバラエティ番組『オレたちひょうきん族』時代、彼はふくよかな体型と抜群のリアクションで茶の間の人気を独占していた。しかし、30代半ばで突如としてプロボクシングライセンスを取得。さらに40代では日本画の世界に深く没入し、50代後半からはヨガの超人的な修行へと足を踏み入れた。
2026年現在、御年71歳を迎えた彼の肉体変化は、さらに研ぎ澄まされた領域へと入っている。体重43キロ前後を緻密に維持し、内臓を自在に動かすヨガの秘技「ナウリ」をマスター。難関として知られる「インド政府認定ヨガインストラクター」の資格まで取得したその姿は、往年の爆笑芸人というパブリックイメージを心地よい爽快感とともに裏切り続けている。