SNS等で目にする「道路が垂直の壁のようにそり立つダイナミックな写真」を撮影するには、光学的な仕組みと撮影ポイントの把握が欠かせません。
最も絵になる定番の撮影スポットは、西11号線の東端(高台側)から西を見下ろすアングル、または西側入口付近から東の十勝岳連峰に向かって見上げるアングルです。特に東側を向いて撮影する場合、雄大な山並みが道路の真正面に配置され、北海道ならではの雄大さが際立ちます。
迫力ある高低差を写真に収める最大の秘訣は、望遠レンズ(150mm〜300mm相当以上)を使用した「圧縮効果」の活用です。スマートフォンの広角カメラで普通に撮影すると、道路が横に広がって写り、実際の急勾配が平坦に見えてしまいます。安全な路側帯から望遠で遠くの起伏を引き寄せることで、波打つ道路のダイナミズムがそのまま再現されます。
撮影に最適な時間帯は、大気が澄んで斜光が丘に陰影を生み出す早朝(午前6時〜8時)、もしくは十勝岳連峰が赤く染まる夕暮れ時です。日中の正午前後は太陽が真上に来るため陰影が薄れ、観光客の通行量も増加します。静寂の中で絶景を切り取りたい場合は、早朝のドライブが最もおすすめです。