ズボン裾上げを手縫いで綺麗に!表に糸が出ないプロ直伝まつり縫い

ズボン裾上げを手縫いで綺麗に!表に糸が出ないプロ直伝まつり縫い

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裁縫初心者が陥る失敗の80%以上は、縫製作業そのものではなく「事前の下準備(採寸とアイロンプレス)」に原因があります。失敗を未然に防ぎ、ミリ単位で正確に仕上げるための黄金手順は以下のステップです。

ステップ1:合わせる靴を履いた状態での「正確な採寸」

床に平置きした状態ではなく、実際に着用する革靴やスニーカーを履いて立ち姿で採寸します。ビジネススラックスの場合、靴の甲に裾がわずかに触れる「ハーフクッション」または触れるか触れないかの「ノークッション」が現代の標準トレンドです。鏡を見ながら裾を内側に折り込み、待ち針または安全ピンで前後4箇所を固定します。

ステップ2:折り返し幅(ヘム幅)の決定とアイロンがけ

ズボンを脱ぎ、裏返します。折り上げ幅(ヘム)は、標準的なスラックスで「3.5cm〜4.0cm」、学生服の成長用縫い代を残す場合は「6.0cm〜8.0cm」を確保します。メジャーで全周の長さを測りながら均等に折り返し、当て布の上からスチームアイロンで強めにプレスして「折り目(折り線)」を完全に定着させます。

ステップ3:余分な生地のカット(または三つ折り処理)

不要な生地を切り落とす場合、折り線からヘム幅分を残して布切りバサミでカットします。ほつれ止めとして、端から1cmの部分を内側に折る「三つ折り」にするか、ロックミシンがかかっていない場合は裁縫用ボンドや手縫いの「かがり縫い」で端処理を行います。

ステップ4:ズボン裾上げに適した「糸の選び方」

仕上がりを左右するのが糸の性質です。手縫いには必ず「手縫い糸(S撚り)」の細口〜普通地用(50番〜60番相当)を使用してください。ミシン糸(Z撚り)を手縫いに流用すると、縫っている最中に撚りが戻って糸が絡まりやすく、作業効率が大幅に低下します。糸の色は「生地と同色」または「生地よりワントーン暗い色」を選ぶと、万が一表に出ても目立ちません。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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