選挙の「ポイント差」の正体とは?世論調査の罠と当落逆転の真相に迫る

選挙の「ポイント差」の正体とは?世論調査の罠と当落逆転の真相に迫る

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選挙報道で日常的に使われる選挙パーセントポイントの意味は、割合(%)と割合の「差」を単純に引き算した数値を指します。例えば、ある候補の支持率が前回の30%から今回35%に上がった場合、割合としては「5ポイントの上昇」と表現します。これを「5%上昇した」と言ってしまうと、30%の5%増(=31.5%)と混同されてしまうため、統計用語として明確に区別されているのが理由です。

実務における選挙ポイント差計算方法自体は極めてシンプルで、「候補者Aの得票率(%)- 候補者Bの得票率(%)」で算出されます。しかし、ここで最も注意しなければならないのは、「ポイント差=固定された票数差」ではないという点です。

有権者数が30万人の選挙区を例に考えてみましょう。投票率が50%(総投票数15万票)のとき、3ポイント差は約4,500票の開きになります。一方で、投票率が70%(総投票数21万票)まで跳ね上がると、同じ3ポイント差であっても実際の差は6,300票へと拡大します。同じ「わずか数ポイントの差」に見えても、投票率の上下動によって埋めるべき票数のハードルが大きく変動する構造を理解しておく必要があります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。