旅行者や一部の地元経済界からは「別府湾沿いの国道10号線や、鉄輪温泉周辺に道の駅を整備してほしい」という要望が長年にわたり寄せられてきました。別府市議会や観光推進協議会でも過去に複数回、道の駅設置に向けた調査や議論が行われた経緯があります。
しかし、2026年現在の結論として、別府市単独での「新規道の駅整備計画」は具体化していません。その理由は、別府市が推進する観光施策の舵取りが「単一の大型施設の新設」ではなく、「市街地全体の回遊性向上(ウォーカブルシティ化やスマートモビリティ導入)」へとシフトしているためです。
近年では、別府駅高架下の商業リニューアルや、海岸部の「別府スパビーチ」周辺の再整備、歴史ある市有温泉の再開発に投資が集中しています。既存の温泉街や商店街へ直接人を呼び込む「分散型観光」を重視する方針が定着しており、今後も郊外型の大規模道の駅が新設される可能性は低いと見られています。