近年確認されている国際電話詐欺の手口と特徴は、単なるワン切りにとどまりません。実際に電話に出てしまった場合や、ワン切りに折り返した際に、人間のオペレーターではなく自動音声ガイダンス迷惑電話が流れる事例が急増しています。
自動音声では、実在する公的機関や有名企業の名を騙るケースが目立ちます。代表的な手口は以下の通りです。
「こちらはNTTファイナンスです。現在、ご利用中の通信サービスにおいて未納料金が発生しております。法的措置へ移行する前に、オペレーターとお話しされる場合は1番を押してください」
「出入国在留管理庁からの重要なお知らせです。提出書類に不備があるため、ただちに確認が必要です」
「警察庁特殊詐欺対策本部です。あなたの名義の銀行口座が資金洗浄事件に使用されています」
このように危機感を煽り、ダイヤルボタンを押させて偽の相談窓口へ接続させます。その後、電話口に出た偽の警察官や弁護士が「口座を保護するために指定口座へ全額現金を振り込んでください」「本人確認のためにキャッシュカードの暗証番号を教えてください」と要求し、金銭や個人情報を騙し取ります。発信元が63から始まる電話番号の危険性は、金銭の直接的な搾取に直結している点にあります。