本作のタイトルにもある「不死身の血族」という言葉は、これまでのルパンシリーズとは一線を画す重厚なストーリーを予感させる。ルパン一世から受け継がれた呪われた血脈と、それを狙う謎の秘密結社。今回のルパンは、いつもの軽妙洒脱な大泥棒ではない。自らのルーツに隠された「不死の謎」に迫るため、かつてないほど泥臭く、そして冷酷な戦いに身を投じることになる。
特筆すべきは、1960年代の原作漫画が持っていたアシッドで危険な香りの再現だ。お馴染みの次元大介や石川五ェ門も、今作ではそれぞれが「プロの暗殺者・用心棒」としての冷徹な側面を強く押し出しており、ファミリーの絆よりもビジネスライクな緊張感が漂う。このヒリヒリした空気感こそ、現代の視聴者が求めていたルパンの真の姿かもしれない。