旧劇場があったサンシャイン通り(豊島区東池袋1-14-3)の現場に立つと、かつて映画のポスターが壁一面を飾り、チケットカウンター前に人だかりができていた風景は、まったく新しい熱気に覆われています。旧シネマサンシャイン池袋が入居していた佐々木ビルは役目を終えて解体され、新たなビルへと生まれ変わりました。その中心に鎮座しているのが、GENDA GiGO Entertainmentが運営する大型アミューズメント施設「GiGO総本店・GiGO池袋3号館」を中心としたエンタメ空間です。
かつて劇場のエントランスだった場所周辺は、最新のクレーンゲームや人気IPのコラボカフェ、プライズコーナーが階層ごとに展開され、国内外のアニメ・ゲームファンがひしめき合っています。「映画館がなくなったのは寂しいけれど、アニメや推し活の街としての求心力は途切れていない」と近隣店舗の店長が証言するように、映画館が34年間培ったサブカルチャーの発信拠点というアイデンティティは、形を変えて強固に受け継がれています。
2026年現在のサンシャイン通りは、乙女ロードやHareza池袋(ハレザ池袋)へ向かう人流の交差点として、以前にも増して回遊性が高まりました。かつて映画館のロビーで待ち合わせをしていたかつての若者たちの子世代が、いまや同じ場所で最新ゲームやキャラクターグッズを楽しんでいる光景は、池袋という街の代謝とカルチャーの連続性を象徴しています。