逮捕後、母子の本当の闘いが始まりました。薬物依存症は個人の意思だけで克服できるものではなく、適切な治療と環境調整が不可欠です。千葉マリア氏は息子を民間のリハビリ施設「ダルク(DARC)」へ入所させ、自らも依存症家族の心理を徹底的に学びました。
その経験を通じて、女性依存症者やその家族への支援体制が日本で圧倒的に不足している痛烈な現実を痛感した彼女は、自ら「館山ダルク女性ハウス」や家族会「SMILE(スマイル)」を設立・運営し、代表として多くの当事者を救い出してきました。
次男は施設での過酷な回復プログラム(12ステッププログラム)を数年がかりで修了し、仲間との共同生活を通じて薬物を断ち切ることに成功。母の献身的なサポートと本人の強い意志が結実し、再犯を防ぐ強固な基盤が築かれました。