集中治療室(ICU)における急性期医療の現場では、脳神経外科専門医を中心とした多職種チームによる「マルチモダリティ管理」が徹底されている。24時間体制での動脈圧・脳波・脳酸素飽和度の連続モニタリングは、今や欠かせない臨床ツールだ。
万が一、強力な内科的薬物療法を行っても血管攣縮が進行し、脳虚血の症状が悪化した場合には、即座にカテーテルを用いた血管内治療へとシフトする。血管拡張薬の選択的動脈内注入や、バルーン血管形成術(PTA)によって物理的に狭窄部を押し広げる手技が施される。熟練した脳神経外科専門医の手技と最新の集中治療システムが組み合わさることで、危機的状況からの脱出が可能となるのだ。