2019年4月、初代の高橋みなみ、2代目の横山由依に続き、向井地美音はAKB48グループ3代目総監督に就任しました。彼女が背負った5年間は、エンタメ界全体が未曾有の混乱に見舞われたコロナ禍と完全に重なります。
劇場の休館、握手会の中止、コンサートの延期など、AKB48の生命線である「会いに行けるアイドル」の根幹が揺らぐなか、向井地はオンライン配信公演の企画やSNSを活用した発信を即座に主導。メンバー一人ひとりのメンタルケアに奔走する姿は、公式ドキュメンタリーや関係者の証言でも明かされています。
2026年3月に4代目総監督・倉野尾成美へバトンを繋いだ際の公式発表資料において、向井地は「グループの未来を考えたとき、次の世代へ襷を繋ぐことが自分の最大の役目」と明言しました。一部で噂されたような不仲やトラブルによる退任ではなく、5年間という歴代最長クラスの重責を果たし終えたことによる円満な世代交代であったことが証明されています。