「24時間テレビのパーソナリティで、もっとも多く出演している人物は誰か?」という問いは、視聴者の間でも長らく議論の的となってきました。結論から述べると、カウントする「枠組み(役職)」によって、まったく異なる2人のレジェンドが浮かび上がります。
純粋に「メインパーソナリティ」という肩書きにおける歴代最多記録保持者は、櫻井翔です。嵐としての5回の出演に加え、2017年には小山慶一郎・亀梨和也とともにトリオで担当し、さらにコロナ禍に見舞われた2020年には井ノ原快彦率いる世代混成チームの一角として出演。合計7回にわたってメインパーソナリティの重責を果たしました。生放送中のハプニングに対処するアドリブ力と、ニュースキャスターとして培った安定した語り口が、制作陣から絶大な評価を得ていた裏付けと言えます。
しかし、番組の歴史全体を俯瞰したときに誰もが息を呑む「真の最多出演記録」を誇るのは、フリーアナウンサーの徳光和夫です。1978年の第1回から日本テレビのアナウンサーとして参加し、1980年(第3回)から2010年(第33回)まで通算31回にわたって総合司会を担当しました。さらに1992年にはチャリティーマラソンランナーとして自ら走り、司会勇退後も2011年以降の募金ラン企画や特別ゲストとして毎年日本武道館(国技館)のスタジオに姿を見せ続けています。関与年数は40年を超え、出演実績という観点では文字通り前人未到の金字塔を打ち立てています。
メインパーソナリティをサポートする「チャリティーパーソナリティ」の枠に目を向けると、黒木瞳、菅野美穂、木村佳乃、芦田愛菜といった好感度抜群の俳優陣が、番組の空気を引き締める役割を果たしてきました。特に菅野美穂や木村佳乃は、過酷な夜間帯でも笑顔を絶やさず、障害者アスリートや難病患者の取材に誠実に向き合う姿勢がSNS上でも高い評価を獲得しました。