全国の保健所や医療機関の聞き取り調査、SNS上の体験談を検証すると、鳥刺しによる食中毒被害の深刻さが浮き彫りになります。
「会社の宴会で名物の『地鶏タタキ』を食べた3日後、深夜に猛烈な悪寒と水様便で救急搬送された」「医師からギラン・バレー症候群のリスクを告げられ、完治するまでの2週間仕事を休むことになった」という切実な声は日常的に報告されています。
報道関係者の取材や保健所の立ち入り調査によると、提供元の飲食店は「長年仕入れている業者を信頼していた」「湯引きしたから大丈夫だと思った」と弁明するケースが大半です。しかし、湯引きの温度や時間が不十分であれば、肉のシワや微細な隙間に潜む菌は死滅せず、結果として営業停止処分や被害者への損害賠償責任を負うことになります。