助六寿司の構成は極めてシンプルでありながら、絶妙な味の調和を持っています。基本となる中身の定番具材は以下の通りです。
【いなり寿司】
じっくりと甘辛く煮含められた油揚げに、酢飯が隙間なく詰められます。地域や店舗により、酢飯に白ごま、刻んだ麻の実、細かく刻んだ人参やしいたけが混ぜ込まれることもあります。
【巻き寿司(太巻き・中巻き)】
定番の具材は、甘辛く煮た「かんぴょう」、鮮やかな黄色が目を引く「厚焼き玉子」、甘酸っぱい「桜でんぶ」、食感のアクセントとなる「きゅうり」や「三つ葉」、そして「椎茸の甘煮」です。近年では細巻き(かっぱ巻きや新香巻き)が組み合わされるケースも増えています。
ここで多くの消費者が疑問に感じるのが、「助六寿司」と「助六弁当」の違いです。決定的な違いは「おかず(副菜)の有無」にあります。純粋な助六寿司は寿司のみ(添え物はガリ程度)で構成されますが、助六弁当はお弁当としての満足感を高めるため、玉子焼き、鶏の唐揚げ、煮物(がんもどき、たけのこ、人参など)、焼き魚といった惣菜類が同封されています。