ネット上のコミュニティや車載SNSの投稿を精査すると、セレナオーナーが直面している始動トラブルのリアルな実態が浮かび上がってきます。
「朝の幼稚園の送迎時、突然プッシュボタンが赤く光ってセルが回らなくなった。昨日まで何の予兆もなく普通に走っていたのにショック」(C27型・走行4万kmオーナー)という声に代表されるように、近年の密閉型カルシウムバッテリーやアイドリングストップ専用バッテリーは、寿命を迎える直前までセルを元気に回し続け、限界を超えた瞬間に突然死する特性を持っています。かつてのように「セルの回転がだんだん弱くなる」という前兆が掴みにくいため、突然の不動に直面してパニックに陥るユーザーが少なくありません。
また、C26型のベテラン整備士からは「アイドリングストップが最近作動しなくなったという前兆を見逃しているオーナーが非常に多い。アイドリングストップの停止は、車両側が『バッテリーが危険水準にあるためエンジン停止を禁止している』という車からの最終警告シグナル」という現場の指摘が寄せられています。システムの警告サインを日常的にキャッチできているかどうかが、出先での立ち往生を防ぐ分かれ目となっています。