週刊少年ジャンプの黄金期を支え続ける伝統的な少年漫画において、主人公や重要人物の引き立て役となる「かませ犬」の存在は欠かせない。だが、東映アニメーションによるアニメ放映から数十年が経過してもなお、ヒグマほどのインパクトを残し続ける初期ボスは稀有である。
アニメで演じた声優・千葉繁による迫真の怪演も相まって、ヒグマのキャラクター性は単なる悪役を超えたミームへと昇華した。ネットコミュニティでは「ヒグマ最強説」や「実は作中屈指の猛者だった」という愛あるパロディ考察が日常的に語られている。これは一見ジョークのようでありながら、実は第1話の構成力があまりにも完成されていたことの証明でもある。