「かに太郎はすでに閉店したのではないか」という噂は、ネット掲示板やSNS上で数ヶ月おきに再浮上します。その最大の要因は、国道沿いから見える外観の壮絶さにあります。建物の壁面は蔦や雑木に半ば飲み込まれ、店舗右側のガラス窓には破損を防ぐためのベニヤ板が打ち付けられており、昼間でも照明が控えめな店内は遠目から見ると暗闇に包まれているからです。
しかし、2026年現在も「かに太郎」は確実に営業を続けています。店舗前に入り口を示す白い暖簾が掛かり、換気扇から微かに炊飯の湯気が立ち上っていれば営業中のサインです。
営業体制は年々極めてタイトになっています。かつては朝から夕方まで開いていた時代もありましたが、現在は11時00分頃に開店し、12時30分〜13時00分頃には暖簾を下ろすという、1日わずか1〜2時間程度のショート営業が定着しています。店主の体調や仕入れの都合によって予告なく休業する不定休体制が続いており、遠方から訪れても「営業していなかった」という声が後を絶ちません。これがネット上で「閉店した」と誤認される最大のカラクリです。