巨大邸宅を巡っては、インターネット特有の誇張や事実誤認が複数存在します。現場の登記簿や取材情報をもとに、主な誤解を是正します。
第1の誤解は、「孫正義氏は現在、日本には住んでおらず全財産を海外に移した」という言説です。ビジョン・ファンドの拠点であるロンドンや、シリコンバレーに頻繁に滞在することは事実ですが、現在も主な活動のベースは東京にあります。ソフトバンクグループの定時株主総会や決算説明会、政策対話などの重要イベントには白金台の邸宅から出邸しており、日本の拠点を放棄したという見方は明確な誤りです。
第2の誤解は、「白金台の自宅はソフトバンクグループの社宅や迎賓施設名義である」という噂です。不動産登記によると、白金台の土地・建物は孫正義氏個人の資産管理会社名義、あるいは個人名義で登記されています。かつて麻布などに存在したグループの迎賓館と混同されがちですが、白金台の邸宅は孫氏自身の資金によって建設された純然たる私邸です。
第3の誤解として、「地下ゴルフ場はフルコースが存在する」という荒唐無稽な噂もあります。いくら900坪の敷地があっても、地下にゴルフのフルコースを造ることは物理的に不可能です。実際の設備は、前述の通り「高精度シミュレーター+特注のバンカー砂場練習場」であり、室内練習場として世界最高峰の設備であることに疑いはありませんが、過剰な都市伝説には注意が必要です。