口の中に臭い玉ができる決定的な要因には、扁桃の解剖学的な形状と口腔内環境が深く関わっています。主な原因は以下の3点に集約されます。
第1に、口呼吸による口腔内の乾燥です。鼻炎や就寝時の口呼吸によって喉が乾くと、唾液による自浄作用(細菌を洗い流す働き)が低下し、扁桃の陰窩に細菌が繁殖しやすい土壌が整ってしまいます。
第2に、慢性的な扁桃の炎症です。風邪をひきやすかったり慢性扁桃炎を患っていたりすると、免疫反応が活発化して白血球の死骸が増加し、膿栓が短期間で次々と生成されます。
第3に、扁桃腺の形状(陰窩の深さ)という個人差です。生まれつき窪みが深く入り組んでいる人は、食べかすや細菌が引っかかりやすく、膿栓が蓄積しやすい傾向にあります。
放置された臭い玉は、呼気とともに悪臭を外へ放つため口臭の直接的な原因となります。特に舌苔(ぜったい)と合わさることで、至近距離での会話時に相手へ不快感を与える深刻な要因となるため、放置せず適切な環境改善を図る必要があります。