Q1:ヘアスプレーはスーツケース(預け荷物)に入れても気圧で破裂しませんか?
A1:破裂の心配は基本的にありません。航空機の貨物室は客室とほぼ同じ約0.8気圧程度に保たれており、国内・国際規格で製造されたスプレー缶は十分な耐圧マージンを持っています。ただし、荷物の衝撃で噴射ボタンが押されて中身が漏れ出す事故を防ぐため、誤作動防止キャップを確実に装着し、衣類の間などに挟んで衝撃を緩和させるパッキングを行ってください。
Q2:日焼け止めスプレーを国際線の機内に持ち込むための確実な方法は?
A2:容器の表記容量が「100ml(または100g)以下」であることを確認し、ジッパー付きの透明プラスチック袋(縦横合計40cm以内・容量1L以下)に他の液体物と一緒に入れて保安検査を受けてください。中身が半分残っていても、容器自体が100mlを超えている場合は没収されます。大きめの製品を使いたい場合は、必ず預け入れ手荷物のスーツケース側に入れてください。
Q3:フタを紛失した制汗剤スプレーは持ち込めますか?
A3:原則としてそのままでは持ち込めません。ボタン部分が露出していると手荷物の中で圧迫され連続噴射する危険性があるためです。ノズル部分を回転させてロックできる「ツイストロック機構」が備わっている製品を除き、キャップがないものは保安検査で放棄を求められる可能性が極めて高くなります。
Q4:肌用の虫除けスプレーと殺虫スプレーは何が違いますか?
A4:製品の成分と用途が根本的に異なります。ディートやイカリジンなどを含む「人体に塗布する虫除け剤(医薬品・医薬部外品・化粧品)」は規定サイズ内であれば携行可能です。一方、空間に撒く蚊取りスプレー、ハチ退治・ゴキブリ退治などの「害虫駆除・殺虫剤」は、ピレスロイド系などの毒物成分を含むため航空危険物として機内持ち込み・受託手荷物ともに全面禁止となっています。
Q5:LCC(ピーチやジェットスターなど)では大手よりルールが厳しいですか?
A5:保安検査自体の基準は国土交通省が定める航空法に基づくため、ANA・JALでもLCCでもスプレー缶の可否基準は同一です。ただし、LCC各社は手荷物の個数・重量制限が極めてシビアであり、受託手荷物の有料枠を追加していない場合、保安検査場で手荷物から弾かれたスプレーをその場で預け入れに変更する際、高額な当日受託手荷物料金が発生するリスクがあります。