1983年10月からTBS系列で放送が開始された大映テレビ制作のドラマ『スチュワーデス物語』。その幕開けを飾ったのが、麻倉未稀が歌う「ホワット・ア・フィーリング(What a feeling)」でした。この楽曲は、同年に世界的大ヒットを記録した米映画『フラッシュダンス』の主題歌(歌:アイリーン・キャラ)を公式に日本語カバーしたものです。
当時の制作関係者や音楽ディレクターの手記によると、起用の背景には「過酷な訓練に耐え、夢を掴もうとする主人公の熱量を表現できる、日本人離れしたパワフルなボーカリストが必要だった」という明確な狙いがありました。訳詞を手掛けた松宮一彦による日本語歌詞は、原曲の疾走感を損なうことなく、主人公・松本千秋のひたむきな挑戦心と見事に融合。麻倉未稀の類いまれな声量とハスキーかつ艶やかな高音域によって、オリジナルの持つエネルギーを日本の茶の間へダイレクトに届ける起爆剤となりました。