牽牛子塚古墳の被葬者と八角墳の謎|斉明天皇合葬の真相と復元の見どころ

牽牛子塚古墳の被葬者と八角墳の謎|斉明天皇合葬の真相と復元の見どころ

牽牛子塚古墳の被葬者と八角墳の謎|斉明天皇合葬の真相と復元の見どころにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

終末期古墳のなかでも、八角墳は最高権力者のみに許された究極の墳形です。同時期に築造された代表的な古墳と比較することで、牽牛子塚古墳の傑出したステータスが浮き彫りになります。

古墳名(所在地)墳形・規模石槨・石室構造有力な被葬者像編集部の見解・位置づけ牽牛子塚古墳
(奈良県明日香村)八角墳(3段築成)
対辺長 約22m単一凝灰岩刳り抜き
横口式複室石槨(合葬)斉明天皇
間人皇女複室構造と八角墳の組み合わせは唯一無二。越塚御門との位置関係が決定打。野口王墓古墳
(天武・持統天皇陵)八角墳(5段築成)
対辺長 約32m横口式石槨
(複室・合葬)天武天皇
持統天皇宮内庁治定の確定陵墓。牽牛子塚古墳の構造的後継・発展形とされる。中尾山古墳
(奈良県明日香村)八角墳(3段築成)
対辺長 約19.5m凝灰岩切石による
横口式単室石槨文武天皇火葬骨を納めた極小の石槨。八角墳の系譜の終焉に位置する重要遺跡。段ノ塚古墳
(舒明天皇陵)八角墳(上円下方)
東西約42m横穴式石室と推測
(宮内庁管理のため未発掘)舒明天皇
(斉明天皇の夫)八角墳の嚆矢とされる王権モニュメント。牽牛子塚への思想的系譜の源流。
山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。